MURASAKI SHONAN OPEN

MURASAKI SHONAN OPEN

MURASAKI SHONAN OPEN

REPORT

SKATEBOARD PARK CONTEST
BOURBON presents
PARK WAVE in MURASAKI SHONAN OPEN
powered by JSF

7/14(SUN)-15(MON) @PARK AREA

REPORT レポート

7月14日、15日「ブルボン presents PARK WAVE in MURASAKI SHONAN OPEN powered by JSF」 が開催された。 今回より新しく湘南オープンの会場に出現したフルコンクリートのコンビネーションプール。
ここで行う競技種目は「パークスタイル」と呼ばれ、2020年東京オリンピック種目の一つである。
パークスタイルの醍醐味は何と言ってもエアーの高さとスピード。パークの一番深い場所(ディープエンド)は高さ3mもあるコンクリートの壁で、最上部はもちろん垂直。
このパークスタイル競技を開催できる場所が日本ではまだ数少なく、今回の湘南オープンで初めてパークスタイル競技を目にした人も多いのではないだろうか。

【7/14(日) 予選】

連日のように降り続く雨でイベントの開催が心配されたが、予選当日は朝10時に雨も降り止んで12時半より競技開始することができた。予選は40秒x2本を滑り、高い点数が持ち点となる。

予選1ヒート6名、合計5ヒートの総勢30名が参戦、各ヒート終了ごとに全体の上位9名までが結果表示される流れだ。
翌日の決勝に駒をすすめることができるのは上位8名。

予選トップ通過は愛知県よりエントリーの内田琉已。ディープエンドでの540を始め、エアーとリップトリックをうまく組み込み素晴らしいランを見せた。
予選2位の辻颯太は滋賀県よりエントリー。持ち前の高さとスタイルのあるエアーとスピード感あふれるリップトリックを繰り出していた。
3位通過は地元湘南スケーター増田薫。540やアーリーウープBエアトランスファーなど大きな滑りと、FSノーズグラインドなどを見せていた。
続いても湘南スケーター徳田凱。クリスチャンホソイスタイルを持ち合わせた滑りで4位。
5位6位に関西Fivecrossチームより坂本輝月・中谷太紀と続いた。
予選7位に今大会で最も遠方の宮崎県スケーター櫻井壱世。小柄な身体にも関わらずパークを駆け巡り、ディーブエンドでは540が繰り出された。
8位に菊池泰世、静岡F2Oで磨かれた技術が炸裂。ノーハンド・ダブルフリップも完璧にメイク。

【7/15(月) 決勝】

決勝はMAX40秒x3本。
予選との違いは2つ。
途中で転んでしまうと終了、そしてチャンスは3本。
3本の中の一番高い点数が持ち点となる。

8位:中谷太紀。コーナーでのアーリーウープFS5050などのお洒落なトリックでつなげるが、終盤ディープエンドでフリップメロンでフォール、完走ならず。
7位:予選で2位通過した辻颯太だったが、決勝では3本とも途中でフォール。スティールフィッシュの高さとスタイルは素晴らしかった。
6位:櫻井壱世は決勝進出者最年少の10歳。540もメイク、最後のキリストエアーを乗って欲しかった。
5位:菊池泰世、ノーハンドダブルフリップやフリップインディなどテクニカルなスケートを披露。終盤にBSノーズブラントが入ったが、アウトで360 outが入ったらさらにポイントアップを狙えた。
4位:坂本輝月、安定したラインとエアー、そしてディープエンドでのFSブラントをメイク。

上位3名には賞金が授与される。
賞金争いは徳田凱、増田薫、内田琉已で行われた。
徳田凱は予選とは違う組み合わせでさらにポイントを上げてきた。プッシュからのオーリーインで、スタートからハイスピードを維持。クリスチャンホソイスタイルでのビッグエアーを連発。途中ノーズグラブの540toバンクの回転系、そして最後はフロントサイド・キックフリップで締めて3位。

増田薫も安定感と個性のあるエアーや540、そしてリップトリックやボルケーノ360などバラエティに富んだ滑りで2位。本人も自身の滑りに満足な様子だった。

優勝は、予選でも1位通過の内田琉已。540やエアー、リップトリックもふんだんに組み込んだ。試合終了後ではあったがバリアルフリップインディを最後に決めて今大会全体を締めくくった。

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